2014/10/2 更新

医師や看護士になりたい

医師や看護師は、その収入の安定性ややりがいから多くの人がなりたいと思う職業のひとつですが、なるためには非常に険しい道のりがある職業のひとつでもあります。高度な医療知識や技術が必要なのはもちろんのこと、他にも患者さんと接する際には絶対に必要となる人間性やコミュニケーション能力も、問われるもののひとつです。ですから、医師や看護師になるためには広範囲にわたって高い能力が期待されるわけです。
まずは、医師になるためにはどうしたらいいかということですが、まずは大学の医学部に入学するところから始まります。大学の医学部の入学試験は、非常に難易度が高く、高い学力が必要とされます。ですから、入学するにあたっても、複数年の浪人生がいるなど、第一の難関となっていますのでかなりの努力が必要となります。無事大学医学部に合格し、入学できたら、次は大学で6年間の教育課程を修了させなければなりません。1年生の時には一般教養を中心に学びますが、2年生になると基礎医学や臨床医学など、医学を専門的に学習し始め、5年生になったら1年から1年半程度の臨床実習を行なわなければなりません。無事臨床実習を終えて、最終学年の6年生になったら、卒業試験が行なわれます。この卒業試験は、合格しなければ卒業が認めてもらえないという厳しいものです。卒業試験をパスしたらようやく無事卒業となり、学士を取得できます。この学士という称号は、医師国家試験の受験資格ともなっています。ですから、大学医学部を卒業したら、この医師国家試験に合格しなければならなくなります。この医師国家試験は、3日間の計500題の選択肢問題となっています。必修問題と選択問題からなっている試験で、これらの問題に解答し8割以上の得点で合格となります。医師国家試験の合格率は比較的高く、第100回までの合格率は85%前後でした。近年は80%台後半を推移している状況で、司法試験などの国家試験と比較すると非常に高い合格率となっています。こうして医師国家試験を無事パスし、保健所に申請すれば、厚生労働大臣から医師免許を交付してもらうことができます。ただ、医師免許を取得したからすぐに一人前の医師とみなしてもらえるかというと、そうでもありません。まだまだ困難な訓練機関があります。医師免許を取得した後には、臨床研修や専門研修が必要になってきます。2004年度からは、臨床医になるためには2年間以上の臨床研修を行なうことが努力義務として法的に規定されました。この期間は一般的に研修医と呼ばれる時期です。以前の研修医は労働環境が非常に劣悪でしたが、近年はずいぶんよくなってきました。臨床研修終了後は、特定の科へ配属され、医師として診療を行っていくのですが、その際にも、専門研修として特定科目の研修を積むことが期待されます。ですから、医師が一人前の医師となるためには、大学受験から考えると、最短でも10年前後の年月が必要になるわけです。

一方、看護師になるためには、高校を卒業後、看護高等学校や看護専門学校、看護短大(3年間)、大学の看護学部や医学部保健学科などで専門の看護教育を受け、必要な単位を習得した後卒業し、看護師国家試験を受験しなければなりません。また他にも看護師国家試験を受験する資格を得られる方法もあり、それは、中学を卒業後に高校の衛生看護科で3年間、もしくは准看護学校で2年間の教育を受けた後で、准看護師試験を受けるというものです。これに合格して准看護師となったら、3年間の実務経験や看護専門学校、高校の専攻科への編入などを経ると、看護師国家試験の受験資格を得ることが出来ます。看護師国家試験は、例年2月下旬の日曜日に行なわれ、3月下旬には結果が発表されます。看護師試験も医師試験と同様に、必修問題と選択問題がありますが、必修問題は80%以上の得点がなければ合格できません。看護師国家試験の合格率は90%前後で、非常に高い合格率です。看護学校等で真面目に勉強し、しっかりと知識とスキルを身につけておけば、不安になる必要はない試験だということがわかります。看護師国家試験に合格した後は、申請後、各都道府県知事が看護師免許を交付します。看護師も医師と同様、看護師免許を取得した後にも専門看護師や認定看護師など、それぞれ特定の分野での非常に高い技術や知識を取得していくために、学習していくことが望まれています。

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